メリノウールの藍染
date: 2020年8月29日author: h.namba

メリノウールの糸を

正藍染で

染めさせていただきました。

ウールの風合いを

極力、損なわずに染めさせて

頂きました。

以前染めていた

化学建てでは、

繊維を痛めてしまい

やや風合いが

硬くなる印象でしたが、

藍染後、柔らかい印象です。

もともとのメリノウールが

良質な状態のものが

届いたこともありますが、

この糸をいつまでも触っていたいので宅配屋さんへ持っていけません。笑

オーダーを頂いた方は

セーターを冬に向けて

編まれるそうです。

正藍染の特徴の一つに

遠赤外線効果が期待されます。

今はまだ残暑が続きますが、

ポカポカと

冬を快適に過ごせますように。

また正藍染は色移りしません。

なので洗濯時に

特別分けて洗う必要がありません。

色止めなど

特別なことは

何もしていません。

なので日常着、労働着、肌着に

適していると考えます。

化学薬品を一切使わない

正藍染の優しさが

使う人の手元に渡り

少しでも健やかな風合いを

愉しんで頂けたら幸いです。

南馬 久志
卒業後、約3年、染屋で丁稚奉公を行い、その後、益久染織研究所 企画室に在籍。故 前田雨城の色の文化史の運営に携わる。2020年 かぜつち模様染工舎として動き出し、今に至る。

2020

伊豆半島手帖2020の表紙デザイン


正藍染でお包を染めました。


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