台湾を訪れた際、作家の友人の紹介で台中のギャラリーを巡っていると、
一軒の古美術商のギャラリーを見つけ、ふらりと立ち寄ることにしました。
奥に進むと、藍染された古い麻の着物が目に留まり、その美しさに思わず見惚れてしまいました。
その姿を見た店主が近づいてきて、
着物の由来や特徴について丁寧に説明してくれました。
そして、「そこに座りなさい」とお茶の席に招かれ、
古い器で台湾古茶や白酒、さらにはカラスミまでご馳走いただくことに。
名前も知らない旅人にここまで親切にしてくれるなんて、
旅は本当に何が起きるかわからないから面白い。
店主の話に耳を傾けながら、昔の器や様々な古布を見せていただき、
時を越えた美しさに触れるひとときを楽しみました。
微かに青色が残る藍染の着物は、
時代を経てもなおその美しさを伝えてくれて、本当に感動的でした。
台湾で、こんな素敵な出会いがあるとは想像もしていませんでした。
また必ず会いにいきますね🫶
ONIBUS COFFEE TAICHUNG