台湾という。
見知らぬ土地の風土や暮らし方を
知ってみたいなと思っていたら
いつもお世話になっている近所のW氏が
2018年に台北で行われた「日本生活器物展」に
関する資料をご紹介いただき
自らの整理のために綴る。
本の記録によれば
「日本生活器物展」は、
2018年に行われた日本の生活道具を
中国語圏に紹介する展示会だったそう。
展観名が「日本生活工芸展」にならなかったのは、
台湾では「工芸」という語に馴染みがないようで、
その対義語として「美術品」という言葉が使われているようです。
この展示会では、
日本各地の工芸作家や職人たちが手掛けた
日常生活の道具、陶器、金工芸、木工品、和紙、ガラスなどが
展示されていました。
本の中では、
来場者に対する取材が
多く書かれていなかったものの、
何人かが「日本的」「日本らしい感覚」と話されていた事が印象的でした。
多分ですが、伝統的な日本の古典模様をそのまま出すことが
上記に直結する話じゃない気がしていて
きっと「たたずまい」的なことなんだろうかなと。
私が知りたかったのは、
台湾の方々が
道具に対して愛着をどう感じているのか、
機能美や空間に溶け込むような布の美や
「経年変化」をどう好むのか、
藍染に対してどのように思っているのか。
そんな事を考えては悶々としていましたが
結局は人間。
いつまでも自分を信じて
交流や作り続けることを諦めずに
楽しみたいと思います。
ONIBUS COFFEE TAICHUNG
正藍染、台中の風土に触れて