かぜつち模様染工舎

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草根木皮、これ小薬なり。
鍼灸、これ中薬なり。
飲食衣服、これ大薬なり

h.namba2023年10月15日
chinese-medicen

「草根木皮、これ小薬なり。


鍼灸、これ中薬なり。
飲食衣服、これ大薬なり」

中国の古い経典である書経には、


漢方薬である草根木皮や鍼灸よりも

ふだんの食事や衣服が身体に大事である

という意味の言葉が残されています。



衣服は食べ物と同様に身体と心に作用するもの、

つまり、身体が喜ぶ衣類を身にまとうことは、

身体によい食事をするのと

同様に大切なことであるという思想で、

健康と染色の美しさはかつて一体だった

という考えがあったみたいです。


かぜつちは、

肌に悩みを持っていらっしゃる方が

安心してお使い頂ける一つの役割を

担えるような、「健やかなテキスタイル」を目指しています。


ハタオリマチフェスティバルでは、

自然界にある恵みと共に、綿農家、手紡ぎのおばあちゃん、

織工、藍農家、藍師、その道の農家と職人と共に、

一枚の布づくりの背景を知ってもらえる機会として

写真と説明を用意しています。

ぜひ会場にお越しください。