オーガニックって何だろう?
date: 2022年7月31日author: h.namba

おはようございます。

昨日は沼津ららぽーと ひかりの広場で開催されました

オーガニックマルシェ内の私たちのブースにご来店いただき

ありがとうございます。

たくさんのご来店をいただき、

色々な方とお話ができた事が何よりも嬉しく思います。

改めて運営の、NPO法人あしぶね舎様、

ららぽーと沼津の皆様、一緒に参加した皆々様、

誠にありがとうございます。

楽しくイベントに参加させて頂きました。

今回、「オーガニックマルシェ」という

イベント名にて開催されたオーガニックという言葉、

みなさんはご存知でしょうか。

オーガニックとは一体なんだろう?

このオーガニックという言葉は知っていても

具体的な定義を語れる人は少ないのではないかと思っています。

理由はオーガニックという言葉の定義は

分野によって扱い方が異なり広義的で、

言葉の背景を調べない限り

漠然とした言葉の位置付けを脱する事ができない気がしています。

調べたものの、把握し難い為、これを書いている僕自身も全容をわかっていないです。

あの人とこの人の語るオーガニックへの認識は、

共通なのか、差が生じているのか?

では本来、この言葉を発案した人の意図は変容せずに広まっているのか?

少しだけ話が逸れますが染めの業界の

「草木染め」という言葉の本来の意味と、

それぞれの持つ認識の違いに似ていますね。

わかりませんが、発案者の意図とは異なり

広がりを見せて本来の意味が変容しているのが

現状だと感じています。

またオーガニックという言葉は状況により

優位性を与えてしまう場合があると思います。

例えばオーガニック認証の話になりますが

認証を取得するには認証機関への費用が必要です。

農法としては取得できる条件なのに、

農家自体が認証を取得するためにかかる費用を

捻出できない、もしくはする必要が無い等

取得しない場合があると仮定します。

その場合、オーガニック認証の有無は

購入する際の判断方法の一つになると思うので、

同等の品質でも認証の有無は作用すると想像します。

また慣行農法に従事されている農家の皆様のお陰で

安定した食材を調達できている事を忘れてしまってはいけないと思います。

なので認証の有無やオーガニックと呼ばれるカテゴリーに入る事で優位的になり

一方を否定的に捉えるような社会にはなって欲しくない思いがあります。

※この点に関しては、あしぶね舎さんも同意見

少しだけ偉そうになりますが、

基本的には先入観無しで、弊舎のものを

判断をして欲しいなと考えます。

実際に直に触ったり、確認したり。

※私たちは内部資料として認証の控えは持っていますが、

基本的にお店でPOPなど設置しません。

なので、僕たちは「オーガニック」という言葉や、

出来るだけ新たな言葉を使わずに、

昔から使われてきた言葉を選択していきたいと思います。

今回、参加したイベントの主催者へ質問を交えたお話をさせて頂き、

あしぶね舎さんが行う活動などをお聞かせ頂き、

給食へ有機野菜を使用する活動などは

共感できる部分もありますが、

「オーガニックを推進」という発信方法の点では、

語弊が生まれやすい言葉だなぁと思うところもありました。

そこまで深くない僕のオーガニック業界の認識ではありますが、

ちゃんと自分の意見を持ち、言葉を精査していくことで、

しっかりとお客さまへ語弊の無いように説明をしていけたらと思います。

この投稿に間違いがあればご指摘いただけると幸いです。

南馬 久志
卒業後、約3年、染屋で丁稚奉公を行い、その後、益久染織研究所 企画室に在籍。故 前田雨城の色の文化史の運営に携わる。2020年 かぜつち模様染工舎として動き出し、今に至る。

オーガニック
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