オーガニックコットンの認証について
date: 2021年4月27日author: h.namba

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あまり店頭では

認証について

お話しないのですが、

正藍染のふさ撚りストールの布は

オーガニックテキスタイル世界基準

Global Organic Textile Standard(GOTS)の認証を受けてます。

以下、日本オーガニック協会より抜粋

GOTSは、テキスタイル(繊維製品)を

加工するためのオーガニック基準です。

糸、生地、衣類など広い意味での

繊維製品が対象で

ウールやコットン、絹などの原料繊維がオーガニックであることだけではなく、繊維の収穫〜加工〜製造〜流通の全ての過程において環境的・社会的に配慮した方法が実行され、一般製品との混合や汚染がないように管理されていることの目印。

原料の70%以上がオーガニック繊維であること、加工がオーガニックな方法で行われている事、遺伝子組換え技術を使用しない事、水・エネルギーの使用に関して環境目標を設定している事、毒性のある薬剤を使用しない事、衛生的で安全な労働環境である事、搾取や差別のない労働条件を満たしている事、トレーサビリティー(生産履歴の追跡可能性)が確保されている事などの要求事項があり、第三者による審査・認証を受けることが求められています。

抜粋終わり

ストールに、使われている布は

タンザニアに古くから在来する棉を無農薬・化成肥料を使用せずに栽培し、インドの紡績工場で糸になり、山梨県富士吉田で生地になって、伊豆で染めています。

なぜ認証の説明を積極的にしないのは、

風合いを直接触って感じて欲しいなという想いが一番にあります。

一応、資料として数値などは持っていますし、認証を取られた工場さんには使用許可のご快諾を頂いていますが、認証・数値の情報が先にあると感じ方が変わってくると思うんです。

なので、着心地・風合いを確かめた後、話の流れになって求められればお話しをします。

二番目にオーガニックコットン・トレーサビリティ・フェアトレードと言う言葉は、この約30年の間に出てきた商売をする時にその方法を表現するために作られたカタカナ英語です。

この言葉を使わずに昔から当たり前に、農薬を使わず栽培し、生産背景を熟知し、公正貿易を行いお仕事をされている方々がいらっしゃいます。

お互いに目的は良い方向に進みたいという事は変わらないと思いますので、色んな視点に立ちながら緩い感じで今日も東急百貨店 たまプラーザにて、わかる範囲ではありますが正藍染や風合いについて正確にお伝えできるように努めて参ります!

don't think

feel!!!

先人達に想いを馳せて

敬意を払い頑張りましょー

南馬 久志
卒業後、約3年、染屋で丁稚奉公を行い、その後、益久染織研究所 企画室に在籍。故 前田雨城の色の文化史の運営に携わる。2020年 かぜつち模様染工舎として動き出し、今に至る。

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