星ヶ丘三越
date: 2021年9月21日author: h.namba

改めて先日のアリィの冬と夏は

ありがとうございます。

藍染の色落ちするなどの誤解や素材の特徴などを

御来店頂いたひとりひとりに合わせて

簡潔に且つ明確にお伝えできていなかったなぁと

昨日から反省しています。

改めていきたいと思います。

話が変わりますが

染めの七不思議のひとつに

「宮崎友禅斎はいたのか?」という

話があります。

宮崎友禅斎が歴史上に存在したかは、

世の人にはどうでも良いことかも知れませんが、

一部の人、特に古代の色を研究する人たちにとっては

すごく重要なことです。

歴史上に登場する人物が

いた事を証明するよりも

いなかった事を証明する方が難しいと思います。

はたして真意はどうなのでしょうか?

インターネットで「宮崎友禅斎」と検索して

wikipediaで調べてみると

「否定説もある」と一文のみ残されていて

関連する情報はいたんじゃないだろうか?と

肯定しているように思います。

古代の色を専門に研究していた

生前の前田雨城先生はいなかったと仰っており

その理由も一緒に教えて頂いた事があります。

古代の色と向き合っていた方だったからこそ

そのように思えたのかも知れません。

藍染も検索すると

色落ちするなどの説明が書かれたサイトが上位に上がってきます。

本当にそうなのか?

ぜひ疑ってみてください。

インターネットにある情報だけが

全て正しいのではない事を

知っていただけたら幸いです。

自戒も含めて。

さて出店のお知らせです。

愛知県名古屋市にあります星ヶ丘三越にて

出店をさせていただきます。

日時:2021年9月29日(水)〜10月5日(火)

   10:00~19:00

※今後の情勢によって変更になる場合がございます。

場所:愛知県名古屋市千種区星が丘元町14-14

星ヶ丘三越 7階イベントスペース/リビングステージ

初めて名古屋で出店させていただきます。

緊急事態宣言で在廊はまだわかりませんが

どうぞよろしくお願いいたします。

南馬 久志
卒業後、約3年、染屋で丁稚奉公を行い、その後、益久染織研究所 企画室に在籍。故 前田雨城の色の文化史の運営に携わる。2020年 かぜつち模様染工舎として動き出し、今に至る。

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