正藍型染布 麻の葉紋様
date: 2020年12月13日author: h.namba

おはようございます。絵理です。

かぜつちでは 正藍型染布という商品を作っています。

手拭い幅の生地に型染めを施した物です。

古典紋様やオリジナルの紋様、

お客様との対話から生まれた対話紋様など

様々な種類のものを制作しております。

今日はその正藍型染布のお話です。

 

【紋様について】

以前のよみものでも書かせていただいたように

紋様それぞれに意味があるとされています。

中でも私がお気に入りなのは麻の葉紋様。

こどもの死亡率の高かった昔

少しでも元気に育って欲しいという願いや

魔除の意味が込められていました。

線が繋がって紋様が浮かび上がって見える所も好きな部分です。

 

【生地について】

綿70% 大麻30%の生地を使用しています。

(※詳しい組成は

経糸:綿100%

緯糸:大麻/綿糸(大麻55%、綿45%))

 

綿の特徴としては

吸水性が高いことや水に強くて丈夫なこと、肌触りが柔らかいなどが挙げられます。

そこに大麻が加わることで、

温度や湿度を保つという部分を少し補ってくれているのだと感じます。

シワになりにくくお家でのお取り扱いをしていただきやすいことも

この生地の特徴です。

 

正藍型染布はショールやタペストリー、

お子様のズボンなんかも作れる優れもの。

長さが約180cmあるので

ショールとして使われる際はボリュームを出して巻いていただけます。

冬場、ウールのマフラーの下に巻くのもいいですね。

 

こちらは BARNS様でもご覧いただけます。

よろしければお立ち寄りくださいませ。

 

 

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かぜつち模様染工舎 POPUP|期間限定出店@BARNS OUTFITTERS&WEB

会期:2020年12月12日(土)〜12月27日(日)

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 ※生地について、訂正を加えました。

既にご覧いただいた方は申し訳ございません。

南馬 久志
卒業後、約3年、染屋で丁稚奉公を行い、その後、益久染織研究所 企画室に在籍。故 前田雨城の色の文化史の運営に携わる。2020年 かぜつち模様染工舎として動き出し、今に至る。

BARNS

BUNKAMURA WINTER CRAFT COLLECTION2020 本日より


情報発信サイトmatometoに再掲載されました。


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