昨年は、走りに走り続けた一年で、その反動もあってか、
気持ちの上でもぬけの殻のような状態になっていました。
藍染を行うために、あえて藍染以外のことに取り組む時間を持つ
冬は、インプットの時間にしようと決めていました。
今回は、以前勤めていた染織研究所にて、
植物染めによる糸染めを改めて学びました。
ここ数年間、藍染以外の技術に触れることが少なかったため、
浸染による糸染めを行うと、自分の手や感覚が少し鈍っていることを痛感。
また、かつて古代の色彩研究に取り組まれた
故・前田雨城先生や故・廣田益久さんが染められた
絹糸を久しぶりに拝見し、その美しさに心を打たれました。

忙しい日々の中では、心を落ち着かせる時間が
ほとんど取れませんでしたが、
こうして静かに向き合うひとときの尊さを、
改めて感じています。

