かぜつち模様染工舎

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試作の備忘録

h.namba2026年2月15日
garabou-nensi

2026年2月14日。バレンタインデー。 この日、ガラ紡機で10本の筒を同時に動かすことができた。 小さな一歩ではあるが、可能性がはっきり見えてきた一日だった。

ただ、いくつか重要な失敗もあった。

綿を供給する際、単に綿を足すのではなく、上流側の糸枠に巻かれた紡がれた糸とつなぎ合わせて供給しないと、 撚糸中に糸切れが起きやすいことが分かった。 また、ガラ紡の「丸太(糸枠)」を途中で外してしまうと、撚糸が終わるまでに糸のストックが足りなくなり、 工程が止まってしまう。

一度「綛(かせ)」に上げてから撚糸する方法も考えたが、 そのときの糸の状態によっては、撚りが戻りやすくなり、 それが糸切れの原因になる可能性もある。(茹でる事も考えたんだけどね)

いまのところ、一番理想的なのは、 ガラ紡の丸太の糸枠を外し、そのまま撚糸機につないで撚糸を行うこと

だと思っている。 これなら糸の張力や撚りの流れを保ったまま工程をつなげることができ、 糸切れのリスクもかなり下げられる。

そのため、今後は丸太の追加で準備が必要だし、 じんき巻きを補充するときも、糸枠に巻かれている糸から直接つなぐ方法に 切り替えた方が、品質は明らかに安定するはずだ。

いまはコットンで試験をしているが、 ガラ紡の保存運動から継続されて継承に取り組んでいる方々や、 古代の染色を研究されていた前田雨城先生の仕事を思うと、 どうしても「絹を紡ぎ、絹を染めたい」という気持ちが強くなってくる。

技術が少しずつ整ってきたいま、 次の段階として、絹紡糸への準備を進めていこうと思う。 条件が整い次第、実際に絹での撚糸と染色を試してみたい。

試作第四

P.S 初めて?バレンタインデーで手作りなクッキー?スコーン? をもらった。美味しかった。