試験片 No.02 は、前回の試験片 No.01 と同様、 和式紡績機「ガラ紡機」を用いて紡いだ試験糸です。 紡績を行ったのは 2026年2月1日。 今回は「糸をどこまで細くできるか」ではなく、 糸が切れずに紡ぎ続けられることを第一の目的として、 ガラ紡機の条件を見直しました。 分銅とじんき巻きの調整 試験片 No.02 では、 既存のガラ紡機の構成に対し、 お手製の分銅100gを3つ追加で吊り下げています。

また、 じんき巻きの巻き方を微調整しました。 巻きの強さや角度を変えることで、 わたの出方を探っています。 結果として、糸の太さはやや均一性を欠くものの、 紡績中の糸切れは大きく減少しました。
糸枠には、丸太材(背割り・ロータリー加工)直径15cmを使用しています。

また、手紡ぎ糸やガラ紡糸は、工業糸に比べて繊維が強く拘束されておらず、 ほぐれやすい性質を持っています。その特性を活かせば、 端切れや使い終えた布をわた打ちし直し、 再び糸として紡ぎ直すことも可能ではないかと考えています。 次の試みとして、藍染を施した布を一度カーディングし、 再び繊維の状態に戻す実験を行う予定です。 現在は綿で試験を進めていますが、 今後は絹やウールなど、異なる繊維でも同様の検証を重ねながら、 「つくる」「使う」「ほどく」「紡ぎ直す」という循環の中で、 うちらしい糸のあり方を探っていきたいと思います。
