こんにちは。
ヒナタノオトに
足を運んでくださいました皆様
誠にありがとうございます。
おかげさまで
ゆっくりと皆様とお話ができた事が
何よりも嬉しい時間となりました。
29日までとなっていますので
ぜひ遊びにきてください。
28日と29日に在廊予定です。
※ヒナタノオトは月曜・金曜は定休日ですのでご留意くださいね。
出展する時はいつ も
少しの旅人のような
ワクワクする気持ちもあり、
泊まる宿で出会う人や食事や自分の興味関心ごとなどを
探したりして
その土地を少し知ることで
伊豆では味わえない変化を取り入れる事が
出展の楽しみの一つであったりします。
ヒナタノオトがある日本橋は
その昔、江戸と京都を結ぶ東海道の東のスタート地点として
宿場町として栄えて、旅籠、茶屋、商店などが立ち並んだみたいで、
日本橋を起点に旅人や飛脚などの働く人達が西へ移動し、
道中で名物料理に舌鼓を打ったり、
土地の名産品を購入したり、
寄り道をして物見遊山を楽しんだりしたんだろうと思うと
今も昔もあまり人間の行動って変わっていないかも知れないですね。
写真は東都大伝馬街繁栄之図(とうとおおてんまがいはんえいのず)
昔、日本橋大伝馬町には「大伝馬町木綿問屋仲間」と呼ばれる、
木綿販売の独占権を持った組合があり
越後屋、白木屋、松坂屋といった有名呉服店のほとんどが
この周辺に店を構えていたそうです。
この絵を描いたのは浮世絵師の歌川広重さん
行き交う人々の着物や暖簾にはいろいろな青色が使われていることから
昔の人々は色んな青色を着ていたみたいですね。
先日のヒナタノオトで
藍染めを好きな方や
お客様がいらっしゃると
「藍でいろんな色が出せるのね」とか
「藍染は濃色しか知らない」とおっしゃる方が多く感じました。
僕のやっている正藍染は
色々な青色が出せるところが面白いところで、
実は僕たち昔の日本人は色んな青色の着物を着ていたみたいですよ〜と
お声をかけたりしています。
もし昔の浮世絵を見る機会がありましたら
着物などの色に着目して見てみると面白いかも知れません。
ご来展いただいたお客様の
補足となったらいいなと
書いてみました。
著者 歌川広重(うたがわひろしげ) (初代)画 天保14年(1843)~弘化4年(1847)刊
※国立国会図書館 デジタルコレクションより引用
(著作権保護期間満了分の資料)
2001年 京都芸術デザイン専門学校 クリエイティブデザイン科ファッションデザインコース卒業 2003年 京都の染工房でシルクスクリーンプリントなどの技法と化学染料による後加工などを3年半学ぶ 2006年 柿渋を用いたテキスタイルを研究しジャパンクリエーションで染め部門入賞 2008年 奈良県にある益久染織研究所に入社、手つむぎ糸と明治時代頃の動力織機を用いた糸と布の企画室に在籍。在籍 中、前田雨城先生の古代の色の文化史などの運営に携わる。 2019年 栃木県佐野市にある紺邑 大川公一の開催する藍建て講習会に参加。それ以来、正藍染の技術習得に勤しむ。
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本日と明日在廊します。
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