染め屋のうどん
date: 2022年1月15日author: h.namba

2022年も始まったばかりですが

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

住んでいる中伊豆も雪が降ったり、

地面が凍るくらい日々、寒い日々を過ごしていましたが、

昨日くらいから、一気に暖かくなり

日中ポカポカしてまいりました。

それでも日々、春のイベント出店に向け

虎視眈々と準備を進めています。

今日はうどんという表題で

読み物を書いてみようと思います。

製作の合間にお昼を作るのですが、

この数週間はずっと「鍋焼きうどん」を食べています。

寒さが増すと、体が温まる美味しい汁物を

いただきたくなりますが、手軽に、そしてお腹も

しっかり満たすことができるのが鍋焼きうどん。

白つゆを水で希釈して冷凍うどんを投入して

火にかけてその上から

冷凍した椎茸やお野菜、ささみ、

油揚げをトッピングとして乗せて

ぐつぐつ煮えるまで放置。

あとはお好みで生卵や白髪葱などを刻んでのせる。

お手軽でしっかりと体を温めて食べ応えがあるので、

毎日鍋焼きうどんであっても満足しています。

そういえば、

学校を卒業してから丁稚奉公をさせて頂いていた

京都の染め屋で早朝から工場に入った時に、

染め屋のドンは、たまにうどんを作ってくれたな。

ドンの座る机の近くには冷蔵庫があって、

すぐにうどんを作れるように

きっちり具材が揃っていました。

鍋焼きうどんじゃなかったけど、

たまに作ってくれたうどん。

多分、染め屋のドンは安く早く簡単に作れるうどんが

忙しい染め屋の朝食に適していると思われて

行き着いたのかも知れません。

 

忙しい日々だけど、

美味しく体を労る

鍋焼きうどんを

追求していこうと思います。

南馬 久志
卒業後、約3年、染屋で丁稚奉公を行い、その後、益久染織研究所 企画室に在籍。故 前田雨城の色の文化史の運営に携わる。2020年 かぜつち模様染工舎として動き出し、今に至る。

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