さまざまな模様


さまざまな模様

どうも染め担当です。
日々、正藍型染に向き合っています。

手拭い幅の生地に施す様々な模様。
日本には綿々と受け継がれてきた古典柄が存在します。

今回は模様の意味についてご紹介いたします。


白地縞紋様

湾曲した直線で作られた縞のことをよろけ縞といいます。時代は17 -18世紀。日本に伝来したインド更紗の模様を再現しました。直線は厄除の意味を持つみたいです。


花唐草紋様

何の花かは特定できていない花唐草模様。「唐」に込められた意味は複雑な花形紋様の総称ではありますが特定の花を意匠したわけではないそうです。




雷紋様

万物、田畑を潤す雷雨を表す紋様のため、豊作、吉祥の象徴と考えられてます。




水玉紋様

江戸時代に生まれたみたいですが、意味については不明です。



麻の葉紋様

麻の葉模様の産着を着せる風習がありました。死亡率の高かった昔、少しでも元気に育って欲しいという願いや、魔除の意味が込められていました。



鱗紋様

鱗模様は蛇や蝶を連想して脱皮を表し厄を落とし再生するという意味があり、江戸時代には厄除の紋様とされました。



菊唐草紋様

18世紀 - 19世紀の模様を再現しました。薬草として伝来した菊は「不老長寿」の意味があり、途切れることなく蔓を伸ばす唐草は「長寿と繁栄」の意味があるそうです。


これまで日本では様々な図柄が発案されてきました。 その中で上記で紹介した吉祥文様は繁栄や長寿を表すものとして、様々なお祝い事の品物や日用品に広まって行きました。


先人達が残してきた素晴らしい紋様達。
正藍染の効果・効能と併せて、願いや祈りを紋様の意味も
お伝えしていければと思います。


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よみものを書いた人

南馬 久志

手書きの模様で人々に素朴で優しいテキスタイルを届けたいと思っています。藍建てと無地染め他、正藍染で型染する「正藍型染」を自分のものにするため日々奮闘中。


個展:

2016年10月 京都恵文社 個展「自然と人のテキスタイル展」

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日々の事、染めのことを書いています。
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蒅(藍の葉を堆肥状に醗酵させた原料)を、堅木の灰と水を使用した灰汁だけで再び醗酵させて染め液を作り日本古来の藍染め(正藍染)で染依頼を承っております。