船出

船出


私たちの大好きな場所があります。

「戸田(へだ)」という漁港のある町です。

昔は戸田村という一つの村だったのですが

今は合併し、沼津市になっています。


家から戸田峠を超え、その先に広がる漁港。

駿河湾に面していて

湾から見える富士山は絶景です。

こちらに移住して来てから

まだその姿を見せてくれませんが、、

気長に、楽しみに待っています。


先日、海に泳ぎに行きました。


いつもと少し違う風景。

大きな船が4隻。

汽笛を鳴らして港を何周かします。

そして、お酒を撒いていたのか

お清めだったのか、祈りを捧げているように見えました。

海に手を合わせお辞儀をし

漁師さんたちは

大きく手を振って、遠く見えない方まで旅立って行きました。


初めて見た漁船の船出。

なんとも言えない気持ちになり

感動か、男らしいものを感じ

無事に帰って来てほしいと願いました。


そして、お清めまでして海に出て行く

漁師さんたちが収穫した魚たち、

これからはもっと、

感謝の気持ちを込めていただこうと思いました。


絵理

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よみものを書いた人

南馬 久志

草木の植物から色を頂き、手書きの模様で人々に素朴で優しいテキスタイルを届けたいと思っています。京都芸術デザイン専門学校ファッションデザインコース卒業後、京都の染工房で手捺染を学び、染織研究所の企画室にて8年間務めて、独立しました。旅と染織、土に還るをコンセプトに天然染料染めによるテキスタイルを発表しています。2019年12月には天然発酵建てを研究予定。

Japan Creation 2006 染部門入賞

2016年10月 京都恵文社 個展「自然と人のテキスタイル展」

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