綿糸の藍染
date: 2021年4月19日author: h.namba

二種の綿糸を二綛づつ濃色、中色、淡色に

分けて正藍染をさせて頂きました。

一綛づつ染めていた昨年とは違い、

藍染ができる状態を保ちながら、

濃・中・淡と纏めて染めていく事は多くの良い学びを頂きました。

また当初の予定より一月遅れての納品になり、

改善すべき点がたくさんあるなと、痛感してます。

二十歳の時、丁稚奉公をさせてもらってた染屋のドンに

「無理・無駄・ムラの南馬」と、

三年間こっぴどく叱られたのを思い出しました。

正藍染めは生きものとして心がけています。

予測が出来ない事がまだまだたくさんあります。

藍を無理させない。無駄にしない。染ムラを出さない。

何に対して無駄と思うか解釈は人により

異なると想いますが藍染めに対して当てはまるなー。

今以上に改善をして良い藍染ができるように

どんどんと職人的な筋肉をつけていきたいです!

ご注文ありがとうございましたっ!

明後日からいよいよ東急百貨 たまプラーザ店 に出展します。

よろしくお願いします。

南馬 久志
卒業後、約3年、染屋で丁稚奉公を行い、その後、益久染織研究所 企画室に在籍。故 前田雨城の色の文化史の運営に携わる。2020年 かぜつち模様染工舎として動き出し、今に至る。

糸染
関連する投稿

「咖喱と手拭い」


フジノクニ展


一覧トップへ