東京・浅草にある
「アミューズミュージアム」
ここは
布文化と浮世絵の美術館。
津軽の厳しい寒さの中で
纏われていた布や、刺し子。
その土地の布に対する思いや
布を通して伝える思いが
込められている空間。
関西に住んでいた時、
神戸ファッション美術館で
「BOROの美学」という展示会をやっていた。
その時も資料提供は田中忠三郎さん。
当時とはまた違った感覚で見ることができた。
寒い場所。少しでも暖を取れるように
布と布の間に麻を詰めて。
作物もあまり育たないから
小さな切れ端でも置いといて、
破れたら繕う。
そうやって大切にされて来た布が
今、美しいと思う。
その布に対する思いが
とても美しい。